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2007年7月16日月曜日

「SEOかPPCか?」USFL連載その9(2月1週号)

9回目はUSフロントライン回2月1週号USFLに入っています。
コラム9回目 は、このブログ内でお読み頂けます。

やさしく解説 ウェブマーケティング
レイア・ワークマン(ACE Inc.)

ビジネスの基本は集客から
本題に入る前に、今一度、原点に戻って考えて欲しいことがあります。それは、ビジネスを行う上では" 集客"が必須であるという事実です。例えば、新しくショッピングモールを建設するとします。
どんなに最新鋭の設備やデザインを施したとしても、もし砂漠のど真ん中に建てられたらどうでしょうか?誰も来ない寂れたモールになり、すぐにつぶれますよね。
ですから、普通はまず市場調査を行い、顧客層や人通りを配慮しながら、ロケーションを選ぶわけです。
内装や店舗の看板をどうするなんて話は、もっと後で考えても構わないわけで、まずは良いロケーションの確保が最優先です。
これは、オンラインビジネスにもそのまま当てはまります。成功するウェブサイトにするためには、まず、できるだけ多くの人に見られるようにすることが大前提なのです。デザインやロゴをどうするかという話は、多くの人にサイトが見てもらえる環境を用意できて初めて意味を成すわけです。

砂漠のモールにならないために
ちなみにウェブの世界で人通りの多い場所とは、どこだと思いますか?
それはずばり、検索エンジンを使って表示される、検索結果の1ページ目です。だからもし、検索結果の10
ページ目に、自分のサイトが表示されたとしたら? 
もはや砂漠の中ですね(汗)。仮に5ページ目だとしても、どこか田舎の畑の中で間違いないでしょう。
さらに言うと、どの検索語で上位表示されるかも非常に重要です。
自分のサイトに来て欲しい層が、どんな検索語を使っているのかを的確に見つけ出すことが必須です。
誰も使わない検索語で1位に表示されても、単なる自己満足に過ぎません。

SEOとPPC
本欄では以前、SEO(検索エンジン最適化)とPPC(検索キーワード連動型広告)といったウェブ上での集客手法を紹介しました。SEOは、検索エンジンが好むサイト作りを行うこと。PPCは、グーグルやヤフー等が提供するサービスで、検索エンジンに広告費を払い、自分のサイトのテキスト広告をあたかも検索結果の一部として表示させる方法です。
どちらも、意図した検索語において検索結果の上位表示を狙うという目的は変わりません。
しかし、PPCはクリックされる度に課金されるので、大企業でなければ予算的な限界があります。
SEOも、業者へ依頼するのが常ですから、別途サービス料金が発生します。要するにどちらも、有効な集客手段である反面、コストがかかるということです。

どちらを行うべき?
理想はもちろん、両方行うことです(オンラインマーケティングに本気で取り組む米系企業であれば、通常は両方やっています)。ただし予算に余裕がなく、二者択一の場合は、見込めるリターン(集客数)を考慮して、選択しなければなりません。
例えば、ビジネスに有益な見込み客層を集客する検索語が、あまり使われていなかった場合、集客する以前に最低限のコストがかかるSEOよりも、集客数にコストが比例するPPCを選択すべきかもしれません。
逆に、有効な検索語が頻繁に使われている場合、SEOの方がPPCより安上がりになることが容易に推測できます。要はケースバイケースです。SEOを仕掛けた際に見込めるトラフィックの増加とコストの関係から判断すべきです。