1回目はUSフロントライン誌の10月1週号(「アグリツーリズムの今とこれから」号)に入っています。
コラム「SEOとPPC」 は、このブログ内、もしくはこちら(PDF 2.16MB )>>>でお読み頂けます。
やさしく解説 ウェブマーケティング
レイア・ワークマン(ACE Inc.)
このコラムの題名を見て、“ウェブマーケティングって何??自分とは関係ない、つまらなそうな話題!”と思われているかもしれません。でも信じて!、“ウェブマーケティング”という話題は奥が深くて、一般のユーザーの方にとっても決してつまらない話題ではありません。そしてもしもビジネスにウェブサイトを活用されているのであれば、面白いだけではなく、むしろ死活問題のお話です。
みんな検索エンジンを使っている!
さて、皆さんはインターネット上で、商品やサービスなどを探されたことはありますか?「ある」と答えられた可能性は高いはずです。何故なら、日本人の67 % (約8,630万人)とアメリカ人の69% (約2億人以上)はインターネットユーザだからです。
アメリカ国内だけでも、1日の検索数がYahoo!においては約6,000万件、Googleにおいては何と9,100万件だそうです。そのうち40回くらいは、おそらく私が検索したカウントが含まれていることでしょう。(笑)
例えばたまたまこのコラムを目にされて「ウェブマーケティングって実際何なの?」と思われた方が、Yahoo!で“ウェブマーケティング”を検索されるかもしれません。実際に今検索してみると、それに関係したページが実に14万件以上も表示されます。これだけ情報があれば、何かを調べるには事欠かないですよね。
検索結果で人が見てくるのは何ページ目まで?
しかしそれだけ大量のページが表示されても、私なら20件も見ればギブアップかも。皆さんはどうですか?実際に見ているのは最初の数ページだったりしませんか?上の方から順にクリックしていき、目的の情報が見つかれば、はいそこで終了という感じで。
これって要するに順位が下の方では、そのサイトは存在すら知られないということなんです。では逆に、順位が上位に来ているサイトは何故その位置に来ているのかを考えたことはありますか?サイトオーナーであれば、自分のサイトは何故来ないと疑問に思われたことは?果たして、上位に来ているサイトにはどういった秘密があるのかと。
検索結果で上位に来るサイトの秘密は?
その秘密とはズバリSEOとPPCです。何かと3文字略語が好きなIT業界ですが、SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、訳すと検索エンジン最適化。(うーん‥訳さない方がカッコいいか(笑))ちなみにPPCはPay Per Clickの略。どちらも意図的に上位表示を狙う手法ですが、仕組みは全然違います。
SEOは検索エンジンの順位決めの非公開ルールを推測しながら、検索エンジンに好まれるサイト構造にしていく方法で、PPCはキーワードに連動してテキスト広告をあたかも検索結果の一部として表示させる方法です。
先ほどの例、「ウェブマーケティング」をYahooで検索した場合、枠1がPPC、枠2がSEOによるものです。
なおSEOには専門技術ノウハウが必要な一方、PPCはポジションが入札により決定されるので、お金さえ出せば誰でも1位が確保できます。しかしSEOと違い、PPCはその名の通りクリックされる毎にサイトオーナーに広告費が発生し、1クリックの単価は数セント?10ドルを超えるものもあります。うまく使わないと簡単にお金をドブに捨てることになるのでご注意を。
次回10月3週号(No.329)では、皆の敵、検索エンジンスパムについて書きます。
2006年10月5日木曜日
2006年10月1日日曜日
「やさしく解説 ウェブマーケティング」連載記事始めました!
2006年7月29日土曜日
お疲れ様US! Webマーケティングサイトリニューアル完成!(?)
数年ぶり?に、弊社のWebマーケティング総合サイトをリニューアルしました!
実はこのリニューアル計画は1年前からあったのですが、
やはりクライアント様のお仕事を優先しなければと、
そうこうしている内にえらい時間が掛かってしまいました。(笑)
コンテンツは幾度となくど土日を使い、半年前には用意できていたのですが、
デザインで色々ともめて‥色々疲れました。
とはいえ、何とか完成できてほっとしています。
実は今回のWebリニューアル、今までの志向から少しはずれて、
思いっきりやりたいことをやってやろうという隠れたテーマがありました。
(クライアント様のサイトでは、どうしても全部思い通りにはならないので)
しかし少し思い切りが良すぎたかも(笑)
画像はまだちょっと重いかな‥うふふ
実はこのリニューアル計画は1年前からあったのですが、
やはりクライアント様のお仕事を優先しなければと、
そうこうしている内にえらい時間が掛かってしまいました。(笑)
コンテンツは幾度となくど土日を使い、半年前には用意できていたのですが、
デザインで色々ともめて‥色々疲れました。
とはいえ、何とか完成できてほっとしています。
実は今回のWebリニューアル、今までの志向から少しはずれて、
思いっきりやりたいことをやってやろうという隠れたテーマがありました。
(クライアント様のサイトでは、どうしても全部思い通りにはならないので)
しかし少し思い切りが良すぎたかも(笑)
画像はまだちょっと重いかな‥うふふ
1つのコンセプトとして、見てくれる人ができるだけ楽しめるサイトにしたつもりです。
通常ビジターが1ページを見るのに掛ける平均時間は30秒程度、
その中でうちのような小難しい商材を扱うコーポレートサイトで全てを伝え切るのは不可能に近い。
そこで最低限のメッセージ的なものでも、掴んでもらえるようなサイト構成にしたつもりです。
賛否両論になるのは覚悟の上ですが、少しだけ"新しい企業Webのスタイル"を生意気にも追求してみました。
コンテンツは、Webマーケティングを全般的に包括するような内容になっています。
正にこれから旬になっていくだろうバイラルマーケティングや、
通常ビジターが1ページを見るのに掛ける平均時間は30秒程度、
その中でうちのような小難しい商材を扱うコーポレートサイトで全てを伝え切るのは不可能に近い。
そこで最低限のメッセージ的なものでも、掴んでもらえるようなサイト構成にしたつもりです。
賛否両論になるのは覚悟の上ですが、少しだけ"新しい企業Webのスタイル"を生意気にも追求してみました。
コンテンツは、Webマーケティングを全般的に包括するような内容になっています。
正にこれから旬になっていくだろうバイラルマーケティングや、
日本ではまだあまりフォーカスされていないCI (コーポレート・アイデンティティ)なんかにも触れて見ました。
またうちの得意なブランディングサービスも、日本ではまだ珍しいのかもしれませんね。
それからWebマーケティング度を測る無料診断ツールもあるので、
興味のある方は是非ご利用ください。
2006年2月28日火曜日
お久しぶりです!!
お久しぶりです。
昨年の暮れから騒がしさに追われて、毎週ブログを書くことがずーと後回しになってしまいまして申しわけありません。
いつの間にか年も明けて、早2ヶ月も経ってしまいました。(笑)
それに一つ気づいたことがありまして、私という人間はもしかしたらブロガー精神を持っていないかもしれないのです。
そこでちょっと方針を変えます。「ブログ」というよりもたまに「コラム」を書くことにします。
相変わらず検索エンジン業界と検索エンジンマーケティング世界において日々自分にとって、またこの業界にとって面白い出来事や進展がありますが、それらのすべてをここで書こうとするのは取りあえず控えておきます。
気まぐれに空いた時間に、面白いと思ったことのコラムを書くことにしようと思います。
今までどおり英語版は先に出ますが、時間が許す限り和訳もするので楽しみにしてください。:)
昨年の暮れから騒がしさに追われて、毎週ブログを書くことがずーと後回しになってしまいまして申しわけありません。
いつの間にか年も明けて、早2ヶ月も経ってしまいました。(笑)
それに一つ気づいたことがありまして、私という人間はもしかしたらブロガー精神を持っていないかもしれないのです。
そこでちょっと方針を変えます。「ブログ」というよりもたまに「コラム」を書くことにします。
相変わらず検索エンジン業界と検索エンジンマーケティング世界において日々自分にとって、またこの業界にとって面白い出来事や進展がありますが、それらのすべてをここで書こうとするのは取りあえず控えておきます。
気まぐれに空いた時間に、面白いと思ったことのコラムを書くことにしようと思います。
今までどおり英語版は先に出ますが、時間が許す限り和訳もするので楽しみにしてください。:)
2005年11月27日日曜日
G.I.S (Googleイメージ検索)遊びの楽しいサイト
今回はちょっと一息ついて、友達が教えてくれた楽しいサイトの紹介です。
好きな言葉をこのサイトに入力すれば、G.I.S. (Google Image Search)で一位に出てくる画像が文字化されます。
百聞は一見にしかず。
いろいろ遊んでみてください。
好きな言葉をこのサイトに入力すれば、G.I.S. (Google Image Search)で一位に出てくる画像が文字化されます。
百聞は一見にしかず。
いろいろ遊んでみてください。
2005年11月18日金曜日
訳せないAmerican Joke
今回のお話は退屈の金曜日の夜に書いていた次回のお話の紹介ですので、 くだらない「American Joke」がいっぱいあって、あまり翻訳するほどのものではなかったので、英文のみです。
次回予定している話は「Web 2.0」といった、流行用語の説明と、 その「Web 2.0」がオンライン社会や今後のWebマーケティングをどう影響するかを推察する話になると思います。
今回の英語版
次回予定している話は「Web 2.0」といった、流行用語の説明と、 その「Web 2.0」がオンライン社会や今後のWebマーケティングをどう影響するかを推察する話になると思います。
今回の英語版
2005年11月14日月曜日
さようならUrchin、こんにちはGoogle Analytics
市場に出回っているウェブアクセス解析ツールの中でも上質な部類だったUrchinをGoogleが今年の3月に買収したとき、Googleがこのツールをいかに利用するのかは謎につつまれていた。
が、この謎を解き明かすかのごとく、今日、Googleは新ツールGoogle Analyticsを公開。すでに、www.urchin.com にアクセスしようとするとGoogle Analyticsに飛ばされるようになっている。
ちなみに、このGoogle Analyticsは、AdWordsユーザーの皆さんには無料で提供されます。
これは一見朗報に思える。
だけど、実際はどうなのか。
このツールが本当に意味するところは、何なのだろうか。
Googleがこのアクセス解析ツールを開発したということは、今後、私たちのサイトに集まってくる訪問者がどこからやってくるのかなどといったトラフィック情報や、その他多くのサイトアクセスに関する統計が、Google側のデータベースに蓄積されていくということになる。
Googleは、どれだけのサイト訪問者が純粋な検索結果(オーガニックサーチ)を元に訪れ、どれだけの訪問者がPPC(クリック課金型キーワード広告)から訪れたのか、またそのPPCはどこのPPCエンジンによるものか、などといった細かいデータを、分かりやすく整理された一覧表にして閲覧することができるようになる。
こんなことを考えていると、「一体Googleをどれだけ信頼できるだろうか?」と自問してみたくなる。
これまでだったら、普通に「結構信頼できる」と答えていたはずだった。
でも、どれだけの訪問者がOverture(Yahoo!の検索キーワード広告)経由で自分のサイトへ来ているかなんていうデータを、本当にGoogleに知られてもいいだろうか?
どれだけの訪問者が実際に純粋なSEO結果経由で自分のサイトへたどり着いているかという具体的な数字と、それが自分のサイトにどういった意味をもたらすかということを、本当にGoogleに知られてもいいだろうか?
自分のサイトの「CPC対オーガニックコンバージョン」などといったデータが記載された報告書がGoogle側で簡単に作成されてしまってもいいだろうか?
勿論、Googleの既存のシステムでもすでに検索結果のクリックスルーの統計を取ることはできたわけだけど、実際に自分のサイトの売り上げに影響している情報をそう簡単に彼らに手渡していいものだろうか?
いかに“良心的”サイトであると言っても、Googleも広告販売をビジネスとする一企業。
SEO(検索エンジン最適化)に長けているために、オーガニック検索のクリックスルーから得る売り上げが高いサイトが、AdWordsにあまりお金を落としていないということがアクセス解析により判明したとする。そのとき、Googleがオーガニック検索の結果に手を加えてサイトのランキングを下げ、それによってクリックスルーの数を減らし、さらにそれがAdWordsへの出費に繋がるように仕向けないとは言い切れない。
ビジネスだけを念頭において考えれば、Googleがそういったことをしてもまったくおかしくはない。
私は検索エンジンスパムに強く反対するSEO業者の一人です。今までフェアに検索エンジンと向き合ってきただけに、例えそういった行為が彼らにとって有益かつ可能だとしても、彼らもフェアでいて欲しいと願っています。。。
というわけで、この大変役立ちそうな無料解析ツール(でも今日はちょっと動作が不安定)、どれだけ信頼がおけるのか?皆目見当もつきません。
本音を言うと、私はちょっと警戒しています。
今日はそんなことを「うーん」と考えた一日でした。
が、この謎を解き明かすかのごとく、今日、Googleは新ツールGoogle Analyticsを公開。すでに、www.urchin.com にアクセスしようとするとGoogle Analyticsに飛ばされるようになっている。
ちなみに、このGoogle Analyticsは、AdWordsユーザーの皆さんには無料で提供されます。
これは一見朗報に思える。
だけど、実際はどうなのか。
このツールが本当に意味するところは、何なのだろうか。
Googleがこのアクセス解析ツールを開発したということは、今後、私たちのサイトに集まってくる訪問者がどこからやってくるのかなどといったトラフィック情報や、その他多くのサイトアクセスに関する統計が、Google側のデータベースに蓄積されていくということになる。
Googleは、どれだけのサイト訪問者が純粋な検索結果(オーガニックサーチ)を元に訪れ、どれだけの訪問者がPPC(クリック課金型キーワード広告)から訪れたのか、またそのPPCはどこのPPCエンジンによるものか、などといった細かいデータを、分かりやすく整理された一覧表にして閲覧することができるようになる。
こんなことを考えていると、「一体Googleをどれだけ信頼できるだろうか?」と自問してみたくなる。
これまでだったら、普通に「結構信頼できる」と答えていたはずだった。
でも、どれだけの訪問者がOverture(Yahoo!の検索キーワード広告)経由で自分のサイトへ来ているかなんていうデータを、本当にGoogleに知られてもいいだろうか?
どれだけの訪問者が実際に純粋なSEO結果経由で自分のサイトへたどり着いているかという具体的な数字と、それが自分のサイトにどういった意味をもたらすかということを、本当にGoogleに知られてもいいだろうか?
自分のサイトの「CPC対オーガニックコンバージョン」などといったデータが記載された報告書がGoogle側で簡単に作成されてしまってもいいだろうか?
勿論、Googleの既存のシステムでもすでに検索結果のクリックスルーの統計を取ることはできたわけだけど、実際に自分のサイトの売り上げに影響している情報をそう簡単に彼らに手渡していいものだろうか?
いかに“良心的”サイトであると言っても、Googleも広告販売をビジネスとする一企業。
SEO(検索エンジン最適化)に長けているために、オーガニック検索のクリックスルーから得る売り上げが高いサイトが、AdWordsにあまりお金を落としていないということがアクセス解析により判明したとする。そのとき、Googleがオーガニック検索の結果に手を加えてサイトのランキングを下げ、それによってクリックスルーの数を減らし、さらにそれがAdWordsへの出費に繋がるように仕向けないとは言い切れない。
ビジネスだけを念頭において考えれば、Googleがそういったことをしてもまったくおかしくはない。
私は検索エンジンスパムに強く反対するSEO業者の一人です。今までフェアに検索エンジンと向き合ってきただけに、例えそういった行為が彼らにとって有益かつ可能だとしても、彼らもフェアでいて欲しいと願っています。。。
というわけで、この大変役立ちそうな無料解析ツール(でも今日はちょっと動作が不安定)、どれだけ信頼がおけるのか?皆目見当もつきません。
本音を言うと、私はちょっと警戒しています。
今日はそんなことを「うーん」と考えた一日でした。